三浦


(エーゲ海周辺を彷彿させる白い灯台。)


 海水サブ水槽に海藻が欲しくなってきたんですが、店で買うのはどうも・・・
というか、暑い!溶けそうです。
これはもう海に行くしかない・・・

 そんな訳で、三浦の磯に行ってきました。
場所は雑誌とかでも紹介されて有名な場所です。
というか、最初の灯台の写真を見ればどこだか判ります。
夏休み前の3連休だけあって、キャンプをするために来た人が結構いました。(採集家の人はちらほら。密猟な人もちらほら。
とりあえず磯の様子をチェックすることにしました。


(隆起海岸なんですが、諸々の侵食で変な形になった岩が沢山あります。)

 潮溜まりは浅くて広くて採集にはもってこいな感じです。
いつまで見ててもしょうがないので、とっとと採集を始めました。

 とりあえず、いつものハゼ、エビ、ウニは沢山います。
これはどこでも同じですね。万海岸共通。(←?)



 アゴハゼだかクモハゼだかドロメだか、もはやどうでもよくなりました。とにかくハゼ。
大きいのから小さいのまで大量にいます。



 イソスジエビです。
始めは体長2p以内の個体ばっかりだったんですが、後半に巨大なイソスジエビも見つけました。(巨大過ぎて別種かと思いましたが、模様はやっぱりイソスジ。)
写真のよりデカいのもいたんですが、キープ中に調子が悪くなったので逃がしました。

 石の裏には例のごとくバフンウニとムラサキウニ。
なんだかアレだったので最終的に生きたウニは採集しませんでした。

 カニもスベスベとか、毛深いのとか、やけに青いのとか沢山いましたが、ほぼシカト。
何故か、頭部に海藻やら海綿を付けているカニ1匹だけ捕まえました。


(クモガニ科の誰か。)

 そして、潮の流れがある場所の岩の裏には大量のイソバナ。
これを見ると海感が20アップします。


(赤色とか橙色とか黄色とかクリーム色とか。)

 どうも生物相が単調なので、潮当たりが良さげなポイントに移動することに。
そこは灯台から少し離れており、広い潮溜まりと浅瀬が広がってます。
干潮時には水深が膝下くらいで歩いて渡れる場所なのですが、帰る時に潮が満ちていると、泳いだほうが速いっていう状況に陥ります。
というわけで海を渡っていたら、途中でサメジマオトメウミウシと謎の生命体を発見しました。



 右上の黒っぽい緑の物体は多分貝の仲間です。

いえ、マリモじゃないです。

ゴミのようですが、裏側にはウミウシ風の足があります。
左側のは、完全に謎。ホヤ?海綿?まさかコケムシの仲間?しらん。

 ポイントは砂混じりの潮溜まりって感じで、ナマコが転がってそうな雰囲気でしたが、何故か1匹も見当たりませんでした。
う〜ん、最近ニセクロナマコで遊んでいない見かけない・・・
石の裏にはムラサキクルマナマコくらいいたかもしれません。

 手網を持ってウロウロしていると、揺れた海藻に違和感が・・・
小さい魚が海藻の動きに同調して泳いでいます。
擬態ってやつですね。残念ながらバレバレですが。


(正体不明。)

 始めに採集をしていた場所のヤドカリは普通な貝に入った個体ばかりでしたが、この辺りのヤドカリはタカラガイに入っているのが多いです。
個人的には生きたタカラガイが欲しかったので、タカラガイを見かけると心が躍るのですが、何度もヤドカリにだまされました。(「またタカラガイヤドカリかよ・・・」とか連呼してたら、そのうち間違えて「またザリガニだ!」って言ってましたよ。(爆))


(全部ザリガ・・・ヤドカリです。貝殻の状態が良いので存在が目立ちます。)

 結局、生きたタカラガイは1匹しか発見できず。
貝殻から外套膜が見えたときには、誰も居ないのに「うおぉぉ!」って声が漏れました。


(普通にメダカラガイ。)

 やっぱり潮下帯に生える海藻の根元辺りでも探さないとダメですかね・・・

 ・・・と、ここで同行していたお茶奉行様が、遂に奴を捕まえました。



 多分マダコです。
前回江ノ島では岩の下に逃げられたので、ちょうどリベンジになりました。
右の写真の題名は「タコの枕はタコノマクラ」です。(タコノマクラはウニの仲間。残念ながら生きてません。でもゲット。)
クーラーボックスに入れてたら色が薄くなってました。
でも、その後新しい海水に付けたら元通り。

 他には色々なウミウシを採集しました。



左上の青いやつ・・・・・アオウミウシ
白いやつ・・・・・・・・・・・シロウミウシ
左下の青いやつ・・・・・サメジマオトメウミウシ
中央の青いやつ・・・・・ニシキツバメガイ
右側のフサフサ・・・・・ムカデミノウミウシ
小さい緑なやつ・・・・・・コノハミドリガイ?

 コノハミドリガイはクロミルを採集したら3匹くらいくっ付いてました。
クーラーボックスに入れるまで存在に気付かなかった・・・
ムカデミノウミウシは沢山います。
太陽光にあたると青く光って綺麗。
共生藻がいるので、光合成のエネルギーも利用可能なタイプのウミウシです。
と言っても、主食はヒドロ虫系ですが。

 干潮を過ぎて水位が上がり始めたので、そろそろ海に潜って採集することにしました。


(岩場に囲まれてるので波は極めて穏やか。海水の透明度は比較的高いです。)

 水位が上がり始めたと言っても、まだ海水面は潮間帯の下部にあるので、海藻が水面ギリギリまで立ち上がっていて泳ぎにくいです。
でも、海藻の間には大きく育った魚がたくさんいます。もうお魚天国としか言いようがない。
特にカジメの周りにはニシキベラがウヨウヨしてました。
底部には15pくらいのハゼやナベカ、カサゴの仲間やナベカ、そして極め付けになんとナベカがいます。
こいつらはあまり動かないから簡単に捕まえられそうなんですが、近づくと光速度で移動。相対性原理によって大変なことに高速度で移動するので無理でした。
まぁ、そもそも自分の装備は、柄が折れて網の部分だけになった物体と、水槽の魚を掬うのに使ってる網だけだったので、普通の網が2本あれば捕まえられたかもしれません。

 そんな中、ナベカの赤バージョンみたいなやつが発見されました。
今度こそ逃げられないよう、波の動きに身を任せて網で慎重にはさみうちにしたところ、うまく捕れました。これをドザエモン漁法と言うことにします。


(肝心の顔がピンボケ・・・)

 ナベカじゃなくてコケギンポでした。素晴らしい。

 次に捕まえたのはカワハギとマガキガイです。


(いつもの顔です。(←?))


(いつもの顔です。目がヤバい。)

 カワハギはボーっと泳いでいたので片網だけで捕れました。
マガキガイはポツポツと転がっています。
ついでに、なんだか物凄いサイズのカニもいました。

 その後、無謀にも8p程のソラスズメダイを追い掛け回していたら、いつの間にか沖寄りの岩場まで来ていたんですが、そこでずっと探していたサンゴイソギンチャクを見つけました。


(海の中ではグリーンの触手がスーパー綺麗でした。)

 袋小路的な場所に群をなしていたので、右も左も前も下もサンゴイソギンチャク。
触手環が20p以上ある個体も多く、圧巻です。
なんだか触手の絨毯と言うより、小腸に入った感じでした。


(いや、上から写してみたけど全然わからん。)

 始め採集をしていた場所に戻ると、お茶奉行様が魚を釣り上げてました。
この場所で釣りをするとゴンズイばっかり釣れるという都市伝説(というか、田舎伝説?)があったのですが、ゴンズイは1匹も釣れず。


(ネンブツダイ)


(謎 追記:「多分、ウミタナゴ」と指摘がありました。どうも。

 最後に灯台の近くで潜っていたら、穴から顔を出してるニョロニョロしたやつがいたのでゲットしました。



 なんか、ウツボウツボ言ってたんですが、ウツボじゃない気がしてきました。(良く見たら胸ビレあるし、そもそも顔が違う。)
あ、The ギンポか。

 それから、そもそもの目的だった海藻を適当に取ってきました。


(アヤニシキです。よくよく考えたら、夏の間に消滅する種類だったので、取った意味無し。)


(クロミル)

 他にはウミトラノオを取りました。(これにはエビ、ヒトデ、ウミグモなんかが付いていたようで、知らない間に採集した事になってました。)

 そんなワケで今回の採集は終了。
死滅回遊魚のチョウチョウオの仲間は目撃はされたのですが、捕まらず。
次こそは救出してやる・・・
まぁ、でも色々見れたので良しとしましょう。
次に採集に来る時はちゃんとした網を用意したほうがいいですね。

【お持ち帰り】
・メダカラガイ
・タカラガイなヤドカリ
・イソスジエビ
・コケギンポ
・ハゼ
・サンゴイソギンチャク
・海藻
・その他もろもろ




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